この記事でわかること
- 団子サッカーになる理由
- 団子サッカーにならないための練習方法や脱却・解消方法
- 団子サッカーのメリット・デメリット
この記事では上記の疑問を解決していきます。
選手がボールに集まってプレーするいわゆる「団子サッカー」は、サッカーを始めたばかりの幼い子どもたちのカテゴリーではよく見られる光景です。
「なぜ団子サッカーになってしまうのだろう」
「いつまで団子サッカーが続くのだろう」
「団子サッカーから脱却したい」
「団子サッカーにならない為の練習方法にはどのようなものがあるのだろうか」
そのように多くの指導者が頭を悩ませているのを、私もこれまでたくさん見てきました。
団子サッカーを解消させるためには何か魔法のようなものが必要なのでしょうか?
いいえ、そんなことはまったくありません。
団子サッカーになる理由を理解し、正しくトレーニングに取り組んでいけば、初心者コーチであろうと問題なく子どもたちを次のステップへと導くことが可能です。
この記事を読んで、ぜひ次回からの練習指導に役立ててください!
なぜ団子サッカーになってしまうのか?
1.ボールを持つことが目的になっている
団子サッカーになる原因はいくつも考えられますが、これが最も大きく、最も多い原因です。
このあとさらにいくつかの原因を紹介していきますが、つまるところすべて「~という原因で、次に何をするか考えてボールを受けるのでなく、ボールを受けてからどうするか考えてプレーしてしまう」という結論に行きつきます。
トレーニングによってここが変われば団子サッカーは解消されますが、そのための練習方法は後ほどご紹介させていただきます。
2.年齢的な問題
当たり前のことですが、選手は様々なトレーニングや経験を経て成長していくものです。
サッカーを始めてすぐに大人のようなサッカーができるわけではありません。
日本サッカー協会(JFA)が発行している「JFAキッズハンドブック」には以下の通り記載されています。
こどもたちにとってサッカーは「ゲーム」であり、「遊び」の延長としてとらえ、こどもたちが「サッカーを楽しむこと」が大切です。
この年代のサッカーは大人のサッカーとはまったく別のものです。
また、子どもたちがサッカーをどのような関係性でとらえ、どのように自分たちのサッカーの世界を広げていくかについても以下の通り記載されています。
U-6年代まで:自分とボール
はじめのうちは、自分とボールだけの関係です。
とにかくボールは自分のものとして追いかけ続けます。
U-8年代まで:自分と相手とボール
次に自分をじゃまする相手という存在が現れます。
自分のボールを取りに来るのはみな相手。
相手も味方もわかりません。
U-10年代まで:自分と味方みんなでプレー
それからチームとして、味方となるグループと相手となるグループがわかりはじめます。
U-10年代以降:チームの中の自分・チーム対チーム
チームでチームを相手にするということがわかってくると、チームの中の存在としての自分が理解できるようになります。
当然個人差はあるものの、小学校3年生ごろまでは団子サッカーの状態が残っている方がむしろ自然であると言えます。
少しでも早く団子サッカーを解消しようと焦ることなく、今一度ご自身が指導されている年代がどの時期にあたるのか冷静に確認してみてください。
※以前参加した大会で、とある小学1~2年生のチームがバランスよくポジションをとり、ドリブルを全く使うことなくフリーな味方にパスを回してゴールを量産しているのを見たことがあります。
あの年代でそのようなプレーをさせるためには、選手の自主性を封じて「君はここにいなさい」「ここにパスを出しなさい」という指示を徹底させないとできないと思うのですが、私の指導力不足によるただの妬み・やっかみなのでしょうかね。
相手ゴール前で1対1になっても仕掛けなかったり、縦パスや裏へのパスを狙ったら面白そうな場面でもサイドへのパスしか見てなかったりで、選手の将来が心配になったのを覚えています。
3.サッカーを観る機会が少ない
サッカーを始めたばかりの子どもたちを見ていると、
「三度の飯よりもサッカーが好き」
といった感じで休みの日もサッカー三昧であったり、プロのサッカーチームや選手について大人顔負けの知識を持っているような子がいます。
その一方で、
「仲のいい友達がいるからチームに入った」
「お兄ちゃんがすでにチームに入っているから自分も入った」
というような子もいて、結構温度差があったりします。
生活の中でサッカーをどのように位置づけるかであったりサッカーを始める動機であったりは各自の自由なので、それらに問題があるというわけではありません。
しかし、普段プロの試合や上の年代のプレーを見ていないと、
「自分がどのように動いたらよいか・何をしたらよいかわからない」
→「とりあえずボールに絡もうとする」
→「団子サッカーになる」
となってしまうのは、事実としてあるのではないでしょうか。
これは低学年の子どもたちに限らず、普段サッカーを目にしていない生徒が集まれば高校生の体育の授業でもしばしば目にします。
もし有名な選手が出ている試合や日本代表の試合があるようであれば「今度の日曜日の夜7時からテレビでやるよ~」と教えてあげたり、時間や状況が許すようであれば高学年の練習の様子を見せてあげたりすると、少しずつ変化が生まれてくるでしょう。
4.良いポジショニングをとることによる成功体験を得ていない
団子サッカーが続いていても、次第に団子状態を避けようとする選手が1人2人と出てきたりします。
そうした子になぜボールを触りにいかないのか聞いてみると、
「ゴチャゴチャしてるところでボールを持っても何もできない」
「こっちでボールを受けられたらチャンスだから」
などと自分の意見や考えを持ってプレーしていることが多いです。
そうした子が他の子よりもたくさんゴールを決めたりシュートを打ったりすることで、「ああいうやりかたもあるんだ」と他の子が気付き、次第に団子サッカーが解消されていくというのを何度も見てきました。
しかし一方で、そうならないこともしばしばです。
それは、いくら良いポジショニングをとっていても、その選手に気付いてボールを出してあげる人がいなければ、しびれを切らして良いポジショニングをとることをやめてしまうからです。
それは非常にもったいないことです。
良い場所にいるけれどもそこにボールが出てこないというケースが出てきたら、指導者・コーチがフリーマンとして参加し、そうした子に積極的にボールを出してあげましょう。
フリーでボールを受けて簡単に得点を奪う子を目の当りにしたら、少しずつ真似をする子が出てきます。
5.プレーエリアに対して参加人数が多すぎる
これは指導者のオーガナイズの問題です。
年齢が低ければ低いほど「待つ」というのが難しいため、本当は4チーム編成で「2チームが対戦している間は他の2チームは待機」としたいところを「最後の試合は全員参加だ!」としてしまうケースも多いのではないでしょうか。
しかしこれにより、「20m×15mの広さで8人対8人」など、どう頑張ってもフリーでボールを持つスペースが生まれないゲームになってしまうことがあります。
ボールコントロールが未熟なためにより広いスペースを必要とする子どもたちに向かって選手経験豊富なコーチが、
「空いている所を探そう!」
「ここ空いてるよ!」
などと言っているのを見たことがありますが、
「この狭さでこのレベルの子どもたちがボールから目を離してスペースを探しながらプレーするのは無理だろう」
「あなたと違って、子どもたちは相手と2m離れているだけでは空いている所でプレーしていることにはならないだろう」
と内心ツッコミたくなりました。
全員を上達させたいからと全員を参加させることは、かえって誰も上達させないこともあるのです。
※余談ですが、「プレッシャーを受けた状態でのボールコントロールの改善」を狙いとするのであれば、人数を調整したうえであえてスペースができない広さでトレーニングやミニゲームをおこなうのは理にかなっています。
団子サッカーにならないための練習方法・脱却方法・解消方法
団子サッカーになる原因が整理できたら、団子サッカーにならないための練習方法も見えてきます。
団子サッカーにならないための練習方法は特段複雑であったり難しかったりするものではなく、初心者コーチやサッカー未経験の指導者でも問題なくおこなえます。
小学校低学年くらいの子どもたちでも可能なトレーニングメニューをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
ステップ1:フリーな場所を見つける習慣をつけるための練習をする
まずは相手のいない状況のトレーニングからスタートし、オンザボール・オフザボールどちらにおいても少しずつ周りを見ることができるようになっていきましょう。
①グリッド移動(ドリブル)
1.ピッチをマーカーなどで適当な数のグリッドに分割し、選手全員がボールを持った状態で入ります。
2.コーチは子どもたちに、
「なるべく人が少ないグリッドにドリブルで移動しよう」
という狙いを伝え、トレーニングをスタートさせます。
3.一定時間たったらホイッスルを吹いて、その時点で一番人数の少ないグリッドにいた選手の勝ちとします。
もしあまりドリブル移動が発生しないようであれば、以下のような変更を加えるのも良いでしょう。
・グリッドの数を減らす
・「1つのグリッドに入れるのは最大〇人まで」というルールをつける
・コーチもグリッド内の人数に数えるようにして、「コーチが入ってきたからこのグリッドの人数が増えたよ」というようにする
・コーチはボールを持たずに参加して、鬼ごっこのように選手をタッチしに行く
※選手はコーチにタッチされないようにしながら人の少ないグリッドに移動することを考えてプレーする
※周りを見ながらプレーしてもらうことが狙いのため全速力で追いかける必要はなく、選手にタッチしても鬼役は変わらなくてよい
②グリッド移動(パス)
1.選手全員を2人1組のグループに分け、1組でボールを1個持つようにします。
※割り切れない人数の場合は1つの組だけ3人1組ボール1個にします。
2.ピッチをマーカーなどで適当な数のグリッドに分割し、2人組がそれぞれ別々のグリッドに入ります。
3.コーチは子どもたちに、
「なるべく人が少ないグリッドでパスを受けよう」
という狙いを伝えます。
4.「パスを出した選手は必ず別のグリッドに移動する」というルールでパス交換を続けます。
5.一定時間たったらホイッスルを吹いて、その時点で一番人数の少ないグリッドにいた選手の勝ちとします。
ステップ2:次のプレーを考えてボールを受ける習慣をつけるための練習をする
相手のいない状況のトレーニングをすることでオンザボール・オフザボールどちらにおいても少しずつ周りを見ることができてきたら、相手を付けたトレーニングにもチャレンジしていきましょう。
思考の順番を、
「ボールを受けてから次のプレーを考える」
というところから、
「ボールを受けたらこういうプレーがしたいから、そのプレーに移りやすいようにボールを受ける場所や体の向きを工夫する」
と変えていけるように練習をしていきます。
これから挙げていくトレーニングに共通するキーファクターは、
「ボール保持者と行きたい方向を両方見えるポジションをとる」
ということです。
自分にパスをくれる選手を見なければボールを受けるのは難しくなってしまうので、それは未就学の子どもたちもやっています。
それに加え、受けたボールをパスするのであればパスする先の場所や味方選手を、シュートするのであればゴールを、ドリブルするのであればドリブルで入っていく場所を同時に見ることができるポジショニングや体の向きを確保することの意識づけができれば、
「もっと開け!」
「広がれ!」
と怒鳴らずとも団子サッカーはなくなっていきます。
「コーチからのパスをどの場所で受けたら簡単にゴールできるかな?」
「その場所で相手に邪魔されずにパスを受けられるかな?」
「コーチのパスを受けてからなるべく早くシュートするためには、どんな体の向きでボールをもらえばいいかな?」
ということを質問してあげれば、子どもたちもポイントをつかみやすくなるでしょう。
①変則的な1対1(4ゴール)
1.オフェンス2名とディフェンス1名がグリッド内に入り、コーチがグリッド外からオフェンスのどちらかにパスを出してスタート。
2対1になるのでなく、パスを受けたオフェンス1名とディフェンス1名による1対1となります。
※自分にパスが来なかった方のオフェンス1名はすぐにグリッド外に出て、次の対戦に備えます。
2.オフェンスは自分が攻める方向にある2つのゴールのどちらかにシュートを決めれば勝ち。
ディフェンスはボールを奪ったら、自分が攻める方向にある2つのゴールのどちらかにシュートを決めれば勝ち。(最初にパス出しをしたグリッド外にいるコーチにパスを通すことをゴールに加えてもよい)
ボールが外に出たら引き分け。
3.1回の対戦が終わるたびに、オフェンスをやった選手はディフェンスの、ディフェンスをやった選手はオフェンスの順番待ちの列に並びなおします。
そして、1つ前の対戦でボールが来なかった方のオフェンス1名と新しいオフェンスの選手1名および新しいディフェンスの選手がグリッド内に入り、次の対戦をおこないます。
②コーン当てゲーム
1.あまり大勢同士にならないように注意し、4対4+2フリーマンくらいのチーム分けをおこないます。
うまくパスがつながらないことが予想できるのであれば、フリーマン役はコーチがやってあげましょう。
2.どこからでもいいので外からのキックインでスタートし、どのコーンでもいいのでボールを当てることができれば得点です。
ボールが外に出たときはその場所から、得点が入った時はどこからでもいいのでキックインでリスタートします。
※キックインのボールが直接コーンにあたってもノーゴール。
このトレーニングのオーガナイズ上のポイントは、守備の選手がすぐ別のコーンを守りに行けるような距離間にしないことと、守備人数より多くコーンを設置することです。
コーンの数は「守備人数+1」が基本ですが、最初のうちは成功体験を積めるように+2以上にしても良いでしょう。
そうすることですべてのコーンを守ることができなくなるため、
「どのコーンが空いているのか」
「どうすれば相手に守る時間を与えずに空いているコーンにボールを当てることができるのか」
ということを考えてプレーすることが重要になってきます。
攻撃の選手が全員ボールのところに集まってしまっては当然ながら得点するのは難しくなりますので、団子サッカーの解消に適したトレーニングといえます。
もし選手が空いているコーンを見つけて攻めるということをなかなかできず、近くのコーンだけを攻めてしまうようであれば、いったんプレーを止めて全員を集めて質問してみましょう。
「ボールを持っているチームの選手が当てていいコーンはいくつあるの?それに対して守備の選手は何人いるの?」
これだけでも再開後のプレーに変化が生まれるはずです。
「右のコーンが空いてるぞ!そっちを攻めろ!」
などと言ってしまっては何の改善にもなりません。
③4~6ゴールゲーム
先ほどの「コーン当てゲーム」と同じようなトレーニングですが、「コーン当てゲーム」と異なり、より実際の試合に近づけて攻撃方向を設定します。
各チームの攻めるゴールの数は基本的には2つでよいですが、選手のレベルに応じて3つのゴールを攻め合う形にしても良いでしょう。
(3つのゴールをすべてシュートで得点とするのでなく、中央のゴールはシュートで得点、左右のゴールはドリブル通過で得点としても面白いです)
1.あまり大勢同士にならないように注意し、4対4+2フリーマンくらいのチーム分けをおこないます。
うまくパスがつながらないことが予想できるのであれば、フリーマン役はコーチがやってあげましょう。
2.スタートと得点後のリスタートはゴールキックでおこないます。
ボールが外に出たときは、キックイン・ゴールキック・コーナーキックでリスタートします。
「コーン当てゲームやゴールが複数あるようなゲームで良いポジショニングができるようになっても、実際の試合は攻めるゴールが1つしかないので、試合になったら団子サッカーに戻ってしまうのでは?」
そのような疑問を持つ方もいらっしゃるかもしれません。
私の経験上、攻めるゴールが1つしかない通常のゲーム形式でおこなうと、また団子に戻ってしまう子もたくさんいます。
しかしながら、「この練習を1回やれば大丈夫!」という練習は存在しません。
ただし、
「ボールを受けたらこういうプレーがしたいから、そのプレーに移りやすいようにボールを受ける場所や体の向きを工夫する」
ということを意識させるトレーニングを様々な形で積み重ねていくと、
団子サッカーになる理由の1つとして挙げた「良いポジショニングをとることによる成功体験を得ていない」
という部分が解消されていきます。
「ゴールに向かうには様々な方法や道があるんだ」ということが理解されていき、団子サッカーから自然と脱却することができるでしょう。
団子サッカーのメリット・デメリット
「いかにして団子サッカーから脱却するのか」
「いかにして団子サッカーを解消するのか」
という方法についてここまでご紹介してきましたが、そもそも団子サッカーになることは悪いことなのでしょうか。
ここではあらためて団子サッカーのメリット・デメリットについて整理してみます。
団子サッカーのメリット
①「ボールに触る」という目的が達成できる
子どもたちにとってサッカーボールはおもちゃや遊び道具の一つです。
ボールに触りたくて仕方がない子どもたちの心を満たしてあげることができます。
②サッカーが好きになる
団子サッカーをしている最中の子どもたちはとても楽しそうです。
サッカーが好きにならなければ上達もしていかないので、楽しんでプレーしてもらうことはとても重要です。
③個人技が身につけば簡単にゴールを奪える
いったん団子状態を突破してしまえばディフェンスに邪魔されることなくゴールまで行けることも多いため、ドリブル突破する力やボールコントロールを身につけることができればたくさんゴールを決めることができます。
④ボールを持っている相手に素早くプレッシャーをかける習慣がつく
ディフェンスの問題点として、
「相手と距離を開けすぎてしまう」
「ボールを奪いに行くことができない」
ということが挙げられることがあります。
「抜かれるな!」
「飛び込むな!」
という指導を受け続けることがその原因であることが多いですが、団子サッカーをしている子どもたちはひたすらボールを奪って自分のものにしようとするため、相手に素早くプレッシャーをかける習慣が身につきます。
団子サッカーのデメリット
①将来的な成長につながらない
サッカーという競技について考えたとき、「どうやって密集から抜け出すか」という能力を向上させることは優先的に考えるべき事柄ではありません。
団子サッカーを続けることによって将来的にはあまり必要性を感じないプレーばかり上達してしまうと言えます。
②他者とのコミュニケーションをとる必要のないプレーばかりになってしまう
サッカーはチームスポーツです。
どのようなプレーをおこなうにせよ、チームメイトや相手選手との兼ね合いによって正しい判断であるかどうかが決まります。
その点団子サッカーは、
「自分がドリブルしたいから」
「自分がボールを欲しいから」
という基準でのみプレーがおこなわれるため、技術の向上がチームを助けることにつながらない選手を生み出す結果となってしまいます。
③怪我の危険性が高まる
密集の度が過ぎるようだと過度に接触が多くなり、怪我の危険性が高まります。
団子サッカーのメリットとして、「たくさんボールに触ることができる」「サッカーが好きになる」ということを挙げましたが、ボールに触れる以上に他の子との接触やケガが頻発すると、サッカーが嫌いになってしまう危険性もあります。
まとめ
この記事のまとめ
団子サッカーになる理由:
-
ボールを持つことが目的になっている
-
年齢的な問題
-
サッカーを観る機会が少ない
-
良いポジショニングをとることによる成功体験を得ていない
-
プレーエリアに対して参加人数が多すぎる
団子サッカーにならないための練習方法や脱却・解消方法:
-
フリーな場所を見つける習慣をつけるための練習をする
-
次のプレーを考えてボールを受ける習慣をつけるための練習をする
団子サッカーのメリット:
- フリーな場所を見つける習慣をつけるための練習をする
- 「ボールに触る」という目的が達成できる
- サッカーが好きになる
- 個人技が身につけば簡単にゴールを奪える
- ボールを持っている相手に素早くプレッシャーをかける習慣がつく
団子サッカーのデメリット:
-
将来的な成長につながらない
-
他者とのコミュニケーションをとる必要のないプレーばかりになってしまう
-
怪我の危険性が高まる
最後までお読みいただきありがとうございます。
団子サッカーからスタートするのはごく自然なことですが、その状態が続くとやはりメリットよりもデメリットの方が上回ってしまいます。
しかし、そこで焦って無理やり団子サッカーからの脱却を図るのでなく、子どもたちの年齢による特徴や団子サッカーになる理由を正しく認識し、ストレスを感じさせないやり方で少しずつ団子サッカー解消のための練習を取り入れていってください。
きちんとステップを踏んでいけば、サッカー選手としてレベルアップしていくことと楽しくサッカーを続けていくことは、必ず両立させることができます!
そのために少しでも今回の内容を役立ててください!
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