前回の続きです。
いよいよ前期最終日を迎えました。
この日は実技がなく体力的にはありがたいものの筆記試験があるため、最後の気力を振り絞って頑張らなければなりませんでした。
筆記試験というと記述式や穴埋め式、もしくは選択肢から選ぶといった試験方式が考えられますが、今回は記述式でした。
試験問題は試験後に回収されてしまったため多少正確さを欠く部分もありますが、おおまかにいうと「○○について説明せよ・論述せよ」というような出題方法であったため、ポイントとなるであろう単語を入れながら文章を組み立てていきました。
限られた時間の中で計5科目について回答しなければならなかったためペース配分も大事になりましたが、そこはうまくいったように思えます。
丁寧に字を書いている暇はありませんでしたので、「まあ読めるだろう」「文章の流れから推測して読んでもらえるだろう」というレベルの字で進めていきました。
完璧というわけではありませんでしたが、「まあ大丈夫だろう」という感じで終えることはできました。
ちなみに試験内容はサッカーの技術や戦術に関するものではなく、栄養学など補助的な部分に関するものでした。
専門学校での知識が役立った部分もあったため、いい加減に授業を受けていなくて良かったです。
筆記試験の後は閉講式。
講師の方より前期の振り返りと後期に向けての課題について話があり解散となりました。
解放感は全くなく、「このままでは絶対に合格できない」という危機感だけが募っていました。
(「第10話:前期~後期間①」へ続く)
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