前回の続きです。
この日は前日の指導実践を受け、翌日に控える最後の指導実践に向けたフィードバックや改善点についての講義がおこなわれるところから始まり、プランニングやオーガナイズ、コーチングの仕方などについてあらためて確認できました。
その後は午後におこなわれる「セットプレー」の実技の準備です。
これは1人1人がキッカーとしての能力を見られるのではなく、分けられている2チームでの対戦となります。
どんなデザインをするのか、誰がキッカーとなるのかなど、小学生を指導しているとどうしても後回しにせざるを得ない分野ですので、様々なアイディアを聞くことができ、大変参考になりました。
昼食を終え、いよいよお互いのセットプレーを披露する時間となりました。
「様々な場所から同じ本数のセットプレーをおこない、より多くのゴールを奪った方が勝ち」というものでしたが、ディフェンスが体を張ってゴールを守ったことに加え、プランニングしたセットプレーを練習する時間が事前になかったこともあり、両チームともほとんどゴールを奪えず終了となりました。
この日の締めくくりは、両チームによるフルコートを使った「30分ハーフのゲーム」です。
皆疲れが溜まっていましたが、全力を出し切った激しいゲームとなり、0対0のスコアレスドローとなりました。
※ここまで書いておいてなんですが、私は右足腿裏が肉離れしそうな感じになっていたので(実際に肉離れになったことはないのですが、「これ以上続けたらヤバいかも」という感じがしていました)、セットプレー・ゲームとも参加できませんでした。
参加できていても付いていけるレベルではありませんでしたが・・・。
夕食後には翌日の最終指導実践のテーマの割り当てが発表されました。
最終指導実践の内容が合格に最も影響を与えるため、どのテーマが割り当てられるのかは大変重要だったのですが、今までで最も「何とかなるかも」と思えるテーマでした。
一方、順番が全体の最初のため、ウォーミングアップも指導しなければならないという難題も与えられました。
他の参加者の方々から、「ウォーミングアップから自分の担当するテーマの内容を盛り込んでいけば、むしろその後の指導実践がやりやすくなる」という話をいただいたため、そうなるよう頑張らねばという気持ちを持ちました。
その後は口頭試験の時間だったのですが、私は前日のうちに終える事ができていたため、同じ指導実践のテーマが割り当てられた方の部屋に行って注意点を確認するなど、指導実践の準備する時間をしっかり取ることができました。
とはいえ、今までの指導実践が全くうまくいっていなかったため当然ながら不安はありましたので、「うまくいきますように」と願いながら就寝するほかありませんでした。
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