前回の続きです。
最初の指導実践を乗り切った(と言えるのだろうか・・・)翌日は、午前中・午後ともに「講義→実技」の順番でおこなわれました。
講義では、「コーチの役割」「プレーの原則」という、一見当たり前に見えつつも、大変重要でコーチングに欠かせない内容を学びました。
指導対象の年代に左右されない内容でしたので、あらためて深く考える時間を与えていただいてよかったと感じました。
また実技においては、ポゼッションと守備について講師の方がお手本となり指導をしてくださるという内容でした。
大変レベルの高い中でまともなプレーが何ひとつできなかった私ですが、講師の方がどんな練習メニューを用いるのか、良いプレーや改善の余地があるプレーが起こった時にどのような口調・方法でどのような内容を伝えるのかなど、できる限りのことを吸収しようと必死になって付いていきました。
午前・午後の実技はそれぞれ90分程度だったのですが、たったそれだけの時間でみんなが上達していましたので、あらためてコーチングの重要性を認識させられました。
そうして実技でクタクタになった後も、夕食を挟んで講義がおこなわれます。
学校の授業中に寝てしまったことが一度もない私ですが、前・後期とも夕食後の講義では何度か危うい状況がありました。
寝てしまったらおそらく一発レッドですから、みんな何とかこらえていました。
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