前回の続きです。
ドキドキの1日目が終了しましたが、2日目には早速指導実践があり、緊張感は更に高められました。
内容は、各自にトレーニングテーマが割り当てられ、事前に課題として作成していたメニューを10分間おこなうというものでした。
普段も小学生の練習指導はしていますが、今回は指導対象が大人でプレーレベルも高い事に加え、普段の練習で使用させていただいている校庭がフットサルコート1面程度の広さだったり長方形でなかったりするため、グリッドの広さなどはどのくらいにするのが適正なのか、オーガナイズに大変苦慮しました。
そんな中行った指導実践ですが、プレースピードが速くてジャッジが難しい上に改善の必要なミスもあまり出ないため、狙いとしていた現象も起こらず、散々な結果となってしまいました。
1人の指導が終わるごとに、コーチングの感想や改善点について講師や選手役となった参加者と一緒に話し合うのですが、それはそれは色々言っていただきました(笑)
その場では当然悔しい気持ちがありますが、コーチも選手と一緒でトライ&エラーを繰り返しながらレベルアップしていくものです。
様々なレベルや年代を指導されている皆さんからの質問やご意見はどれも貴重でありがたいものでした。
誰が指導した後でも改善点はあるのでその都度ディスカッションはあるのですが、日頃から広いグラウンドで中学生~大人を指導されている方を見ると、「やり慣れている」というのがはっきりと見て取れました。
指導実践は昼食を挟んで午前・午後とおこなわれて終了しました。
夕食後は全員で指導実践について振り返り、2日目は終了となりました。
この振り返りの際に「B級の指導実践で必要とされるもの(C級との違い=B級合格に必要なこと)」について大変重要な話がありましたが、言っていることは分かるものの、それを実行することはこの時の私には大変難しいことで、益々この先が思いやられたのでした。
(「第6話:前期3日目 」続く)
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