この記事でわかること
- おすすめのリフティングボール
- 実際に使ってみてのおすすめポイント
- 実際に使ってみての注意ポイント
- その他のおすすめリフティングボール(比較表あり)
この記事では上記の疑問を解決していきます。
リフティングの巧さ=選手やコーチとしての優劣ではないことは多くの方が理解していることです。
しかし、ボール遊び禁止の公園が増え、友達とボールを蹴りあえる場所も限られている現状では、室内の限られたスペースで一人でできるリフティングは工夫次第で有効な自主練メニューになり得ます。
リフティング技術の上達に欠かせないのが通常のサッカーボールより小さなリフティングボールですが、サッカー未経験の私もリフティングボールを活用した結果、最高で25分(回数にすれば少なくとも1500回以上)続くようになり、苦手な左足だけを使っても最高で200回以上続くようになりました。
この記事では私が実際に使用しているリフティングボールやその他のおすすめ品についてご紹介いたしますので、ぜひ参考にしてご自身に最適な一品を見つけてください。
もくじ
おすすめのリフティングボール
私がおすすめするリフティングボールはズバリ、「MIZUNO(ミズノ) リフティングボール」です。
サッカー初心者や小学生にもおすすめの一品で、私が通常のサッカーボール以外にリフティングテクニック向上のために用意したトレーニング用具はこれだけです。
STEP1からSTEP3まで大きさや重さの異なる3種類があるので、すべて揃えて練習に活用すれば、必ずや上達することでしょう。
実際に使ってみてのおすすめポイント
1.大きさが3段階ある
STEP1:直径13cm・STEP2:直径10cm・STEP3:直径7.7cmと大きさが3段階あるので、自分のレベルに合ったボールを選ぶことができます。
また、弾み方も異なり、STEP1が最も弾みやすく以下STEPが進むごとに弾みにくくなる感じです。
いずれも通常のサッカーボールとかけ離れたような弾み方ではないので、足の力の入れ方に違和感を感じることもありません。
ずっと同じサイズのボールを蹴って練習するよりも、時折異なるサイズや弾み方のボールを使い分けた方がより繊細なボールタッチの習得に結び付きやすくなるので、3種類とも揃えられるとより速く上達できるでしょう。
2.適度な重みがある
リフティングボールを選ぶ際には、大きさとともに重量も欠かせないポイントとなります。
あまり軽すぎると通常のサッカーボールを蹴った時と感覚が違いすぎてしまいますし、反対に重すぎると室内での練習に向きません。
MIZUNOのリフティングボールは各STEPでそれぞれ約240g・170g・120gとなっており、軽いけれどしっかりとボールを蹴った感触を味わえる重さになっています。
3.空気が抜けない・壊れない
毎日練習してうまくなりたいと思っているのに、しょっちゅう空気が抜けてしまったりすぐ壊れたりしてしまっては、せっかくのやる気がそがれてしまいます。
私はMIZUNOのリフティングボール3種類を20年ほど愛用し続けていますが、購入時の状態のまま一度も空気を入れることなく使い続けることができています。
室内のみでの使用の結果なので外で使うと傷などもよりつきやすくなるのかもしれませんが、常識的な使い方をしていれば特別な管理をしなくても長持ちする品質の良い商品であることは分かりました。
4.蹴るポイントがつかみやすい
ボールの正しい場所を足の正しい場所で蹴らないとあらぬ方向へ飛んでいってしまいます。
そのため、たとえ親が見てあげられない小学生が自主練をする場合であっても自分で正解・不正解が分かるはずです。
誰かに教え込まれるのでなく自分自身で「ああでもないこうでもない」と試行錯誤して身に着けた技術は、自信とともにより心身に定着することでしょう。
5.コスパが良い
どこで購入するかにもよりますが、3種類すべてを定価で買ったとしても1,650円+1,650円+990円=4,290円ですから、通常のサッカーボール1個程度の金額で揃えられてしまいます。
しかも前述の通り長持ちする商品ですので、コストパフォーマンスはとても良いです。
実際に使ってみての注意ポイント
1.「STEP3」が欠品中
様々なショッピングサイトを除いても、STEP3のみ欠品になっている状態が続いています。
どうせなら3種類とも揃えたいところですが、そうとは言い切れないかもしれません。
というのは、STEP1・STEP2はともにゴムボールのような感触であるところ、STEP3はより硬い感触であるからです。
イメージでいうと、木の床に叩きつけてもSTEP1・2は問題ありませんが、STEP3は床が傷ついてしまいかねない感じです。
長時間使用すると、STEP3を使用した場合のみ軽い打撲に近い痛みが出ることがあります。
また、ボールが小さいので予想外のところに飛んでしまうことも多く、ボールの威力によっては物が破損することがあります。
そのため、少し軽いものの同じくらいの大きさでより柔らかい硬式テニスボールで代替するのも良いかもしれません。(弾みすぎにはくれぐれもご注意ください)
2.通常のサッカーボールの感覚を忘れる
これはミズノのフットサルボールの問題ではないのですが、より小さいボールを蹴る方が難しいからとリフティングボールばかり触っていると、いざ普通のサッカーボールを蹴った時にとても大きく感じて蹴りづらいというようになってしまう恐れがあります。
これは実際に私も経験したことなのですが、最初に購入したのがSTEP2のボールだったためそればかり蹴っていたら、後から購入したより大きいSTEP1のボールの方が蹴りづらいという状態に陥りました。
リフティングボールを使用したトレーニングをしつつ、通常のサッカーボールを使用した練習もまじえていくと良いでしょう。
その他のおすすめリフティングボール(比較表あり)
私にとって「MIZUNO(ミズノ) リフティングボール」はまさにベストチョイスでしたが、他にはどのようなリフティングボールがあるのでしょうか。
調べてみると、「molten(モルテン)」製や「adidas(アディダス)」製のボールも人気が高いようです。
通常のサッカーボールや硬式テニスボールも含めた比較表をご用意しましたので、ぜひ自分にピッタリのリフティングボールを見つけてください。
※商品名をクリックすれば公式サイトに飛べます。
サイズ(直径) | 質量 | 素材 | 生産国 | カラー | 販売価格 | ||
サッカーボール | 5号球 | 22cm(周囲68~70cm) | 410~450g | 人工皮革・天然皮革など | パキスタン・インド・中国・ベトナム・インドネシアなど | - | 約4,000円~ |
4号球 | 20.5cm(周囲63.5~66cm) | 350~390g | 人工皮革・天然皮革など | パキスタン・インド・中国・ベトナム・インドネシアなど | 約3,000円~ | ||
3号球 | 19cm(周囲58~60cm) | 300~320g | 人工皮革・天然皮革・合成樹脂など | パキスタン・インド・中国・ベトナム・インドネシアなど | 約2,000円~ | ||
- | 硬式テニスボール | 6.54~6.86cm | 56.0~59.4g | 表面:フェルトなど、中:ゴムなど | 台湾・タイ・中国など | 蛍光イエロー | 約200円~ |
メーカー | 商品名 | サイズ(直径) | 質量 | 素材 | 生産国 | カラー | メーカー販売価格 |
MIZUNO(ミズノ) | リフティングボール(STEP1) | 約13cm | 約240g | 合成ゴム | タイ | ブルー・オレンジ・レッド | 1,500円(税込1,650円) |
リフティングボール(STEP2) | 約10cm | 約170g | 合成ゴム | タイ | ブルー・オレンジ・レッド | 1,500円(税込1,650円) | |
リフティングボール(STEP3) | 約7.7cm | 約120g | 合成ゴム | タイ | ブルー・オレンジ・レッド | 900円(税込990円) | |
molten(モルテン) | リフティングボールノーマルタイプ | 約15cm | 230~250g | ゴム | 日本製 | ブルー | 2,600円(税込2,860円) |
リフティングボールヘビータイプ | 約18cm | 410~430g | ゴム | 日本製 | ブルー | 2,900円(税込3,190円) | |
ヴァンタッジオリフティングボール ※初心者向け | 約18cm | 約400g | 縫い・人工皮革 | 中国製 | ブルー×ブラック | 2,400円(税込2,640円) | |
ヴァンタッジオリフティングボール ※上級者向け | 約15cm | 約200g | 縫い・人工皮革 | 中国製 | シルバー×ブラック | 2,400円(税込2,640円) | |
adidas(アディダス) | タンゴ TANGO リフティングボール AMST12 | 約18cm | 390~410g | 縫い・人工皮革 | 中国製 | ソーラーイエロー×ハイレスグリーン・レッド×ハイレスブルー |
約2,200円~ ※市場価格 |
まとめ
この記事のまとめ
・おすすめのリフティングボールは「MIZUNO(ミズノ) リフティングボール」
実際に使ってみてのおすすめポイント:
-
大きさが3段階ある
-
適度な重みがある
-
空気が抜けない・壊れない
-
蹴るポイントがつかみやすい
-
コスパが良い
実際に使ってみての注意ポイント:
-
「STEP3」が欠品中
-
通常のサッカーボールの感覚を忘れる
・その他のおすすめリフティングボールは、「molten(モルテン)」製や「adidas(アディダス)」製のボール
最後までお読みいただきありがとうございます。
セレクションの試験内容にリフティングが含まれているチームはいまだに多く、そこでつまづいてしまうという選手も多いかもしれません。
少しでも子どもたちにお手本を示してあげたいと考える初心者コーチにとっても高いハードルに感じることでしょう。
しかし地道にコツコツと取り組めば、リフティングは誰でもできるようになります。
私も全くの未経験からスタートして少しずつ回数を増やしていきましたが、個人的には100回を超えるのが最も大変だった印象です。
少しコツをつかめると毎回50回は超えてくるようになりましたが、60~80回あたりで落としてしまうということが1か月以上続きました。
100回を超えることができればその先は案外早く、私の場合は初めて100回を超えた翌週あたりに200回を超えることができ、初めて200回を超えたらそのまま落とさず500回を超えることができました。
コツをつかむまではストレスが溜まり忍耐の日々が続きますが、その先には自分自身や指導する子どもたちの成長が待っています。
そのための第一歩として、今回ご紹介したリフティングボールが少しでもお役に立てば幸いです。
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