先週日曜日(6月8日)、ヴァンフォーレ甲府フィジカルコーチ・谷 真一郎氏が指導してくださる、アジリティを向上させる方法についての講習会に参加してきました。
自己紹介させていただいておりますとおりサッカー未経験のため、少しでもサッカーに対する理解を深めコーチング能力を向上させようと指導実践や実技講習、コーディネーションに関するものなど様々な講習会にこれまで何度も参加してきました。
しかし、アジリティに特化したものは初めてであったため、大変興味を持って参加しました。
詳細については語りきれるものではないのですが、
・正しい足の運び方
・正しい接地の仕方
などを実戦で役立つようにレクチャーしていただきました。
たった一度の講習会で、ほんのわずかな時間で、こんなにも足が速くなったと実感できたのには本当に驚きました。
また、直線的な動きの速さだけでなく、素早く止まる方法や急激な方向転換の方法などサッカーのプレーに必要な動きも教わることができ、大変勉強になりました。
日ごろの指導に役立てられることはもちろん、サッカー観戦の際の着眼点が変わった(増えた)ため、今回のワールドカップ観戦もより楽しくなりました。
(「1対1に強い選手は、ただ身体能力が高いというだけではないんだな~」など)
また、今回の指導で強く頭に残ったのは、
「100%の力を入れる=最速(100%のスピード)で走るではない」
ということです。
今回初めて聞いた話というわけではないのですが、100%の力を入れようとすると余計な力が入ってしまうため、人によっては、
「70%程度の力を入れている感覚で走ることが最速になる」
ということもあるようです。
普段「全力でやっている」と思ってやっていることは、「最良の結果を出す」ことに繋がっているのだろうか?
ただの自己満足ではないのか?むしろ、それにより効率や成果を下げてしまってはいないだろうか。
反対に、自分の思う70%は、実際は60%・50%・40%ではないのか?
「70%くらいでやるのがちょうどよい」という理論は正しいと思うが、それを都合よく捉えて手を抜くための逃げ道にしてしまいはしないか?
そんなことをふと考えました。
頑張ることは美徳であるという考えは変わりませんが、頑張った子がより良い成果を得られるよう、日ごろの指導時のトレーニング内容や声がけにより気をつけたいと思います。
谷真一郎氏ご自身で考案された「タニラダー」が、便利な解説DVD付きで販売されています。
また、多くの本数が必要な方にはお得なセット販売や追加購入がおススメです。
その他に谷真一郎氏監修のインソールや関連書籍もありますので、ぜひ活用してみてください。
(商品ごとにセット内容が異なりますのでご注意ください)